导演:鎌田 慧
子どもの自殺は親にとってまったく突然のもの.なぜ我が子は死ななければならなかったのか,いじめと知り,子の状況を今からでも理解したいという親の気持ちとは裏腹に,学校や教育委員会からは実態を隠蔽され,自殺した本人や家庭の問題だと周囲の非難にもあう.子を喪った親の視点からいじめ自殺を問うたルポ. - 「いじめ自殺は,瞬間風速的に大事件として報道されるが,すぐまた静かになってしまう.報道が自殺の誘引になる,との「配慮」がはたらくからである.文部科学省の統計では,1999年度から2005年度まで,いじめ自殺がゼロだった.このことに,配慮が固定化されていたことがよくあらわれている. 「いじめをなくそう」というかけ声が,「教育界」の官僚制度に吸収されると,いじめがあってもいじめとしては認めない抑制として作用する.だれも責任をとろうとしたがらないからだ.学校では,教...(展开全部)